かったりぃけど美少女ゲームレビュー日記

シナリオは章で区切られており、章が変わると状況が大きく変わります。
内容はかなり複雑で難しいです。
それに加えて話の展開が急だったり、状況が一変したりするのが理解するのを難しくしています。
天国や地獄、天使や死神、神や悪魔、といった言葉が多く、その概念や立場を理解するのも苦労します。
主人公は"メデス"を除くヒロイン達とは別行動をとる事が多く、絡みのあるシーンは少ないです。
そのため、恋愛要素は殆どありません。
各キャラにエンディングがありますが、ルートが分かれることはなく基本的に一本道です。

戦闘パートは単純で"作業"になりやすく、後半の戦闘ほど戦闘時間が長くかかるため、シナリオの進行を阻害しているように感じました。

CG・立ち絵は原画家さんによってかなり感じが違うのため、少し違和感を感じます。
背景はかなり綺麗に描かれています。
OP・EDムービーは良い出来です。

ダリダリのお気に入りはメデスです。
もうメデスの独壇場ではないでしょうか。
お嬢と都がシナリオ進行上必要なだけで、他のキャラに関しては居なくても問題がないのではないかと思えてしまいます。
神獣のことも含め、シナリオで殆ど役に立っていない登場人物や設定が多く、物語を無駄に複雑にしているように感じました。
また、「水夏」との関連性は全く見受けられませんでした。
お嬢も「水夏」のお嬢とは別人としか思えませんでした。
戦闘パートや余計な設定を削ってシナリオを分かりやすくしていれば、もう少し良い評価が出来たのではないでしょうか。
もちろん「水夏」とは完全な別作品としてですが……。

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