ツンデレブームの一因となった「つよきす」の続編、ツンデレドタバタ学園恋愛ADV。
私立の学園「竜鳴館」に通う主人公・対馬レオは2年生。
そして自分達の長期出張中にかこつけて、なまけている息子の性根を叩き直して欲しいとレオの両親に頼まれ、家にやってきた従姉妹の鉄乙女。
そして想いを寄せる生徒会長・霧夜エリカが取り仕切る美人ぞろいの生徒会を手伝う事になる。
平凡だった毎日は確かに慌しくなった。
時はそれから僅か数ヶ月―――
秋の季節を迎え、2学期が始まると同時に主人公のクラスに転入生が来る事が告げられる。
銀色の髪の毛、凛々しい表情、そして美しく整ったスタイル、キリッとした視線。
そしてその手には自分の身長丈よりも長い直刀を持つ女性。彼女の名前は橘瀬麗武(たちばな せれぶ)。
彼女を中心に、生徒会長・霧夜エリカ、鉄の風紀委員長・鉄乙女、そしてバカな幼馴染の蟹沢きぬ、他人と一線を置く椰子なごみを巻き込み騒がしくなっていく。
こうやってみれば美人ぞろいだけど、やっぱり個性的名連中ばかり。
平凡だった毎日が、以前にも増して騒がしくなっていく…。
ヒロインが7人と多いので、プレイ時間の割に短いと感じることもありました。
シナリオは多少展開に"変化"をつけてありますが、基本的に前作のものそのままでした。
しかし、その"変化"が悪い方への"変化"で、設定などがかなり簡略化されています。
前作をプレイした人ならばまだしも、未プレイの人には前作の重要なところが見えて来ず、浅く感じてしまうかもしれません。
シーン単位やギャグネタなども、結構な数をそのまま使っています。
エンディング付近の盛り上がりには欠けますが、キャラ自体は良いので日常は楽しめます。
サブキャラが数人追加されていますが、追加された意味が無いほど影が薄いです。
立ち絵は基本前作の物。
服装違いなどが増えていますが、表情は同じ。
CGは一部前作の物。
BGMは前作の物と数曲新曲が追加されています。
ダリダリのお気に入りは……オキニイリハ……。
新ヒロインの瀬麗武はなかなか良かったですけど、前作ヒロインは軒並み好感度ダウンですね(泣)
なごみが一番まともでしたが、よっぴーなんかは酷い事になってましたから。
レオもあまり熱血せず、キャラクターが違う様でした。
前作をプレイした者の感想として、この作品は前作のアレンジ版またはダイジェスト版というのが正直なところです。
それも劣化が激しいです。
ブランドやシナリオライターが何を思ってこんな作品にしたのか疑問です。
前作をプレイしていない人ならばまた違う感想を持つのかもしれませんが、こちらをプレイするなら前作「つよきす」をプレイすることを薦めます。
テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム