「白銀のソレイユ」の継承作品となるヴァルキリー・サーガ第二幕。
今作の特徴として、戦闘シーンにカードバトルが採用されています。
ある日の朝、主人公・蒼龍流は、学園の側でコートに身を包んだ不気味な男と不思議な少女の二人組に遭遇する。
自分によく似たこの少女に既視感を覚えた流は彼らを追って旧校舎へ向かうが、そこで少女にかけられた魔術によって気を失ってしまう。
廃墟の中で目を覚ました流は、さらに自分の体があの少女のものと入れ替わっている事に気がつき驚愕する。
だが、驚くのも束の間、流は突然乱入してきた二人の戦乙女「麟」と「桜火」の戦いに巻き込まれてしまう。
「麟」が流を吸収し力に変えようとしたその時、内から聞こえる声に導かれるまま、流は彼女の主として契約を果たすのだった。
こうして有耶無耶のまま異世界で「精霊使い」となってしまった流は、精霊使いたちを束ねる「精霊庁」に赴く事になるのだが……。
おまけのフリーバトルやカードのコンプリートをしようとすればもう少し遊べます。
ヒロインは6人でルートは5つ。
シナリオは基本的にルートが違っても大筋は変わらないです。
共通部分が多い割には尺があるわけでもないので、少々ボリューム不足に感じます。
戦闘シーンは基本的にカードバトルに移行してしまうので、"燃える"ようなシーンは余り無かったです。
その為、盛り上がりきれないところがあります。
変わりに、日常シーンでは主人公やヒロインに意外なほど萌えます。
カードバトルによる戦闘は難易度は高くなく、慣れていない人でも苦労せずに勝てるレベルではないかと思います。
勝てない人用に戦闘を回避出来る様にもなっています。
また、わざと負けることも出来、一部の戦闘の敗北後には陵辱シーンがあります。
この陵辱シーンが実はかなり濃かったりします。
ダリダリのお気に入りは、スズキさんです。
彼ほど仲間思いで苦労人な良い人(?)は居ないです(泣)
え?ヒロイン?
ヒロインなら、乙女桜火です。
ギャップが凄い(笑)
無限のルートが無いのがショックでした(泣)
意外にも"燃え"よりも"萌え"を感じました。
カードバトルは初心者にも安心な設計。
後はシナリオをボリュームアップするか、個別の展開を用意して欲しかったです。