女として生きてきた主人公と"同盟"を結んだ仲間達の、次々と襲い来る困難に時には協力し、時には反目しながらも立ち向かっていく純愛と友情を描く新感覚美少女AVG。
智には痣がある。
宿命のような運命のような、烙印めいた小さな痣だ。
その痣は、きっと昔から、ろくでもない先行きを予告していたのだろう。
死んだ母から手紙が届いて以来、地雷原に迷い込んだように引きも切らずトラブルが押しかける。
宿命のように運命のように、涙目の智が出会った少女たちの身体には、智と同じ形の痣があった。
言語道断な呪われた青春と対峙するために、一心でもなく同体でもない、六人の少女が同盟を結ぶ。
いつか来る平穏無事な日々を夢見て、全身全霊で疾走するでこぼこだらけの少女たちは、いつしか固い絆で結ばれていく。
けれど。
和久津智は仲間にもいえない秘密を隠し持っていた。
彼女は「男の子」だったのだ──。
ヒロインは5人で、攻略順に少し縛りがあります。
全て解決するのはトゥルーと言える最後に開放されるルートのみで、それ以外のルートでは"妥協"で終わります。
作品のタイトルからメインヒロインはるいと考えると思いますが、最後に開放されトゥルーエンドで終わるのは茜子です。
茜子は癖の強いヒロインなので、ここは注意が必要です。
女装主人公、伝奇、アクション、恋愛等など、色々な要素が混ざり合っていますが、分散してそれぞれが少々中途半端になっている感じがしました。
しかし、それが逆に複雑にならずに軽く読み進められる要因にもなっていると思います。
それでもトゥルー以外のエンドはハッピーと言うわけではないので、すっきりしないところもありますが。
ダリダリのお気に入りは、こよりと花鶏です。
こよりは健気に頑張る姿や後ろを付いてくる感じがイイです。
護ってあげたくなります。
花鶏はあの性におおっぴらなところが(笑)
真面目な顔が1番似合うも花鶏。
主人公の本当の性別を知った時に割とあっさり受け入れてしまっていたのはちょっと残念でした。
このゲームの文章が癖が強くて拒否反応を示す人が少なからずいる様ですが、自分は特に違和感無く読めました。
題材は重い内容ですが、その割に軽い気持ちで楽しめるのでは。
笑ったり落ち込んだり、複雑に考えずにプレイすることをお奨めします。
テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム