一隻の惑星間航行船の事故に巻き込まれた九名の乗客達の、生き残りと脱出を賭けた無人惑星脱出SLG。
時は未来。
惑星間旅行が珍しく無い時代。
一隻の惑星間航行船が事故を起こし、難破する。
その事故に巻き込まれ、九名の乗客が無人の惑星へと漂着する事になった。
そして、無人の惑星から脱出する為の(出来る可能性のある)船は壊れており、
最悪な事に二人乗りだった。
その船をめぐって、修理の為に協力し、乗り込む為に裏で暗躍する遭難者達。
原住の生物達をも巻き込み、遭難者達の戦いはヒートアップしていく。
はたして、彼らは脱出する事が出来るのだろうか。
それはいつ、そして誰と誰が。
ダリダリがこのゲームをプレイしたのは発売直後であり、パッチは何も当てていません。
レビューは未パッチの状態の場合のものです。
現在は運要素の強かったキャラクターの行動を調整するパッチが公開されています。
物語と呼ぶほどの大きな展開は無く、"惑星から脱出する"事に尽きます。
個別エンドは有りますが、大まかな流れは同じです。
小さなイベント単位でのシーンは豊富で、遭難者であるキャラ達の、それぞれの考え方や心情を垣間見れたのは良かったです。
しかし、それらイベントシーンの発生条件が、"誰と誰が同じマスに居て、何々をする"など、NPCの行動に左右される条件である事から、狙った結果を出す事が非常に難しく、テンポを悪くしてしまっています。
また、開拓・探索・料理・建築・会話・戦闘等、プレイヤーが出来る事は多く、自由度が非常に高いですが、実際には料理による食糧確保と脱出(イベント進行)に必要な施設をいくつか建築する程度です。
作れる料理や造れる施設の種類は豊富ですが、料理の場合、その殆どがレシピが判明しないまま終わり、施設の方も、造っても見返りが非常に小さい物ばかりで、NPCが勝手に造った物を"たまたま在ったから利用する"くらいで十分だったりします。
やり込み要素がイベント回収くらいしか無く、周回プレイの引継ぎもクリアが楽になる程度の要素だけで、2週目以降で大きな追加が有るなどの要素は有りませんでした。
えちぃシーンは[ソフトハウスキャラ]にしては少なめで、姫が7で他のヒロインが2~3。
他にもサブキャラや恒例の作中作がいくつか有りますが、全体的に少ないと感じました。
お気に入りは、主人公の勘九郎だったり。
一見人畜無害そうに見えて、実は狡猾無慈悲な(特にえちぃ時)のが良いです。
でも、良い子にしてる子には甘い人なんですよね。
[ソフトハウスキャラ]では多いタイプです。
他のキャラはキャラクター性が薄く感じられ、主人公とで盛り上がるイベントが少ないところがその原因の1つになっているのではないかと思います。
ゲームシステムやバランス、操作感の悪さなどシミュレーションゲームとして完成度が低いです。
やり込み要素も無く、作業感ばかりが目立ってしまい、楽しめる部分が無かったです。
テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム