魔法の国のお姫様達と幼なじみ達とのハーレム学園恋愛ADV。
忘れもしない。
あの夜、空には大きな満月がかかっていた。
僕はひとりの女の子と約束した。
その女の子は……。
私立励学館学園に通う九条貴之 (くじょう たかゆき)は、ある春の夜、懐かしい少女に再会する。
再会したお姫様は、なんと、家出してきたのだった。
もうひとりのお姫様。
幼なじみの命の恩人。
頭の上がらない年上の少女。
妹みたいな同居人。
平凡だが平穏だった貴之の生活は一変する。
持ち上がる数々の騒動。“魔法”なんかを持ち出されたら、それも無理はない。
さらには周囲の女の子の思惑も重なって……。
これまでとはひと味違う。
そんなことを予感させる新学期がスタートするのだった。
ボリューム的には可もなく不可もなくといったところです。
ただ、選択肢は少なく、1つの選択肢ですぐルートが確定します。
シナリオは、中世ファンタジーや神話といった要素の他にも様々な要素が絡んできます。
展開は強引で、ご都合主義が目立ちます。
キャラに遠回りをさせて、物語を意図的に複雑にしている感じがありました。
日常シーンは面白みも無く、退屈です。
個別ルートに入ると盛り上がりそうなヤマ場はいくつも用意されているのですが、シーンの進みが速く、気持ちが追いつかずに終わってしまうことが多かったです。
盛り上がれる要素はあっただけに勿体無いです。
原画はMitha氏とひなた睦月氏が中心ですが、癖があるひなた睦月氏の絵に少々浮いています。
えちぃは純愛シナリオゲーとしては若干濃く、シーン数も3~4とそこそこです。
ダリダリのお気に入りは、リッタ。
他にはトスクや小雪。
サブキャラばかりですね(笑)
主人公に好意を寄せるようになる出来事がシンプルで、分かりやすい真っ直ぐな想いを見せてくれる彼女達は非常に魅力的でした。
逆にヒロイン勢は強引なシナリオに振り回され、思考がめちゃくちゃな印象を受けてしまったせいか、思い入れが無いです。
ヒロインに関してはシナリオも萌えも微妙。
代わりにサブキャラがヒロイン的な魅力にあふれているので、早期のファンディスク発売を希望します。
テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム