3年ほど活動を休止していた[ねこねこソフト]が復活。
子供時代の過去パートの行動で現代パートが変化する「みずいろ」の様なシステムや、「ラムネ」の舞台設定を使用している点等過去のねこねこ作品を踏襲した作品になっています。
長かった梅雨がようやく明けると、そこには真っ青な夏空が広がっていた。
とある町を舞台とした明るい学園物。
但し、そこには顔見知りばかりの小さな田舎町だった。
有る意味、全員が幼なじみと呼べる世界で、あなたが選んだ“現在”では誰が側にいるのでしょうか…。
ルートはヒロイン3人×3ルートで9つ。
世界によって性格が逆転するヒロインもいれば、どの世界でも変わり映えしないヒロインもいます。
ルート毎にシナリオのボリュームにばらつきがあり、最長と最短を比べれば2倍以上はありそうです。
また、各ヒロインの世界によってシナリオライターが違うので、若干雰囲気にも違いが出てました。
特に片岡 とも氏が担当するつばめ世界は"らしさ"がもの凄く出た重たい雰囲気のシナリオ展開でした。
つばめ世界は重たい雰囲気が漂いますが、他の世界は軽く楽しめる雰囲気。
壮絶なヤマ場は無く、日常や雰囲気を楽しむシナリオ。
ちょっとあっさり過ぎて、つばめ世界を合わせた時の全体のバランスとして両極端になりすぎている気もします。
1人のキャラを何度も楽しめたのは良かったのですが、1人のキャラを分けた分だけそれぞれのルートの印象が薄くなってしまっているという、良い点悪い点がそれぞれありました。
ダリダリのお気に入りは愛衣です。
一番萌えました。
流石はねこねこの妹キャラ。
ぽんこつもやかまも好きですけどね。
ぽんこつの寝相は凄まじ過ぎ(笑)
やかまはシナリオがイマイチでしたが、脇役としてならかなり好きです。
後はつばめママとつばめパパ。
もしダリダリの知っている彼らと同一人物なのだとしたら悲し過ぎる(泣)
彼らにはもう"しょうがない"ことなんて起きなくてよかったのに……。
もうただ幸せに暮らしていけるように願ってます。
一部例外はありますが、あっさり風味の物語と雰囲気を楽しむ作品。
ねこねこらしさは色々なところに散りばめられています。
ねこねこファンなら懐かしさもあって更に楽しめると思います。
「ラムネ」を知らなくても楽しめますが、「ラムネ」をプレイしていればより楽しめます。
ある意味、壮絶なアフターストーリー……。
テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム