今作は原画に和泉 つばす氏を起用。
シナリオライター陣は保住 圭・おるごぅる・北川 晴の3氏が担当。
恋の色はしろいいろ。"二人の色"で染めてゆく恋愛ADV。
気遣いタイプで苦労性の主人公・瓜生新吾。
そんな彼の通う共学校が、同じ街にある名門女子校と学園統合することになった。
10月からの仮統合期間、共学側の選抜生徒の一員として女子校に通い始めた新吾だったが、
そこで待っていたのは、個性豊かな少女たちとの出会いと、男子に対する拒否反応。
空気をよくしようと奔走する新吾は、そのうち……。
共通個別共に特別長くも短くもないですが、選択肢が少ない為、2週目以降はほぼスキップ出来てしまいます。
ヒロインも4人しかいない為、全体的なボリュームは少ないです。
シナリオは展開に盛り上がりを欠くものが多かったです。
物語に深みが無く、深そうな設定も浅くしか使われていなかったりと残念なところがありました。
また、シナリオを複数のライターで分担している弊害として、ルートによって物語の雰囲気やキャラが違うという事が起きています。
一番印象的なのはバカップル度合いが強い事で、桜乃以外ではバカップル化しています。
特に愛理とアンジェルートが凄く、好きな人にはたまらない甘さになっています。
ただ、ヒロインのキャラクターが総じて、自分のルートよりも他のルートでのサブキャラ役の時の方が魅力的に見えてしまっていた気がします。
ダリダリのお気に入りは桜乃と紗凪とぱんにゃです。
桜乃はシナリオにグダグダ感がありましたが、甘えてくる可愛さや他ルートでのお兄ちゃん弄りが良かったです。
主人公の事を一番理解してくれているというのが色々なところで感じられるのも良いですね。
紗凪はルートによってキャラが変わる筆頭ではないかと。
あるルートでは主人公を意味無く嫌うウザキャラかと思いきや、ただ素直になれないだけで本当は思いやりのある優しい娘だったり、他のルートではただのウザキャラと思っていると、実の無い台詞しか言わない本当にただのウザキャラでしかなかったり。
はまったルートの紗凪は、ヒロイン含めこの作品でもっとも輝いていた女の子だったと思います。
ぱんにゃはただの癒しマスコットキャラと思いきや、数少ない盛り上がりどころを演出してくれました。
この紗凪とぱんにゃ、そして強力過ぎるマザーによってみう先輩の影が薄くなった事は否定出来ないかと。
甘いの大好きバカップル上等な人向けの萌えゲー。
絵的、声的、キャラ的に気に入っているなら、胸焼け覚悟で挑むべし。
テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム