ツンデレ許嫁&妹ドラマティックADV。
前作「青空の見える丘」の世界や雰囲気を引き継いだシリーズ作品です。
金持ち学校とはいえ進学校、そろそろ受験の話も出てきた2年生の秋。
学園に準一の許嫁という「片桐優姫」が転校してくる。
だが二人の出会いの形は最悪で、準一は優姫にとことん嫌われてしまい、準一もまたその態度に、優姫のことを嫌ってしまう。
だが、関係を壊すのをよしとしない互いの親の命令で次の学年まで何度もデートをすることを義務づけられる。
そして、それでも心が全く動かないなら婚約は破棄してもいいというお話へ。
優姫との学園生活が始まり、様々などたばたが巻き起こる。
穏やかだった生活はいったいどうなってしまうのだろうか?
共通ルートが長く、1週目は長く感じますが、2週目以降はサクサク進みます。
「青空の見える丘」の世界を引き継いでいるだけあって、前作の話題やキャラクターが登場します。
その目玉がゲストヒロインと言うべきミコトです。
「青空の見える丘」ではサブキャラクターとして存在感を示していたミコトが、今作では特別なポジションのヒロインに。
そのルートも他とは完全に独立した扱いになっています。
シナリオは全25話から成っていて、各話の幕間にヒロインを中心とした主人公以外の視点のエピソードが入ります。
このあたりは「青空の見える丘」と同じです。
また、主人公が空気が読めて頭が回り、行動力があることや、一筋縄ではいかない生徒会長や副会長の親友など、「青空の見える丘」とキャラクターの性格付けやポジションがあまり変わりなかったりもします。
これをプラスと取るかマイナスと取るかはプレイヤー次第でしょうか。
ちなみにダリダリは、最近では珍しいとされるいわゆる"ヘタレ"ではない好感の持てる主人公を気に入っていますし、他のキャラクター性についても良く出来ているのでプラスに取っています。
ダリダリのお気に入りは湊となごみと観月です。
湊にはもう開幕直後にやられました(笑)
なごみは不思議系という言葉だけでは片付けられないキャラが気に入りました。
デレデレですし。
観月も前作の会長に劣らない手腕の持ち主で(笑)
もちろん他のヒロイン・サブキャラもグッドです。
(つかさだけはちょっと……)
そしてなにより主人公の準一がカッコ良いです。
彩の語りもダリダリの中では非常にポイント高いです。
前作「青空の見える丘」と似たり寄ったりな面が多々ありますが、キャラクターが立っていて雰囲気も良く、シナリオも面白いです。
キャラ萌えゲーとしてもレベルが高い作品です。
テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム