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かったりぃけど美少女ゲームレビュー日記

ダリダリの美少女ゲーム(エロゲー)批評&プレイ日記。積んでませんよ?積んでません。
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★レビュー★ef - the latter tale.

[minori]より「ef - the latter tale. 」のレビューです。
「ef - a fairy tale of the two」の「ef - the first tale.」に続く後編。
[minori]が目指す、インタラクティブノベルの到達点。

親の都合で海外を転々とし、深い友人付き合いを経験したことのない青年・麻生蓮治。
ある冬の日、彼は無人の駅で、ひとりの少女と出会った。
左目を眼帯にふさがれ、空を見上げていた少女・新藤千尋。
“物語”のような出会いを求めていた蓮治にとって、それは運命の転機となった。
お互いに人見知りしながらも、千尋は勇気を振りしぼって蓮治に告げる。
「私と友達になって頂けませんか?」
小説という共通の趣味を通じて、親しくなる2人。
だが、その方向性はまったくの正反対であった。
特殊な障害に苦しみながらも、自分の力で“物語”を生み出そうとする千尋。
ただ“物語”に憧れを抱いていただけの蓮治は、その姿に心を揺らす。
2人は他愛のない日常生活のなかで心を通わせていく。
しかし、いつしか時間という普遍の存在も、彼らの間にミゾを生みだしていった。
千尋のために苦悩する蓮治に、火村夕が告げる。
「たぶん、俺はおまえが知りたいことの答えを知っている」
「でも、それが正しいか間違っているかはわからない」
「答えは、ただ答えでしかないんだ――それを理解しないといけない」
夢を叶えるための現実。
スタートラインに立つための勇気。
2人の“物語”の結末は、大きく異なっていた。
総プレイ時間は15時間程度。
前後編ということを考えれば妥当かもしれませんが、値段から考えるとちょっと物足りないかもしれないです。
分岐らしい分岐は無く、読み進めていくだけになります。
シナリオは、過ぎた過去や訪れる未来に縛られる人達のお話。
前編に比べると非日常的で、重たい展開が続きます。
特にメインである優子の物語は、中盤以降最後までかなり重苦しい展開で占められているので、苦手な人は注意が必要です。
考えさせられる事が多く、"何が正しくて何が間違いなのか"など、とても難しいです。

演出は変わらず素晴らしい出来。
アニメーションと併せて、この物語にプレイヤーを惹き込んでくれます。

ダリダリのお気に入りは……特にいないです。
個人的に、理解出来なかったり安易に入り込み辛い環境だったので、感情移入はし辛かったです。
それでも、状況だけで感動はしました。
凄く憂鬱になりましたし、最後は泣きました。
それが作品の評価に直結するかは微妙ですが……。
ゲームは、主人公達の物語の結末までは描かれていません。
なので、プレイ後に前向きな気持ちでいられるか、後ろ向きな気分でいるかは、各々でかなり違ってくると思います。
自分はついて行けなかったので後味の悪さが残りました(泣)
みんな、幸せな日々を過ごしていますように……。

不幸な運命にもがき苦しみ、そして立ち向かおうとする者達の心の成長を描いた物語。
展開が展開だけに苦手な人も多いと思います。
プレイする場合はもちろん前編とセットで。
←してくれたら嬉しいです

テーマ:美少女ゲーム - ジャンル:ゲーム

2008/07/07(月) 21:47:35| [2008年]ef - the latter tale.| トラックバック:0コメント:0
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