かったりぃけど美少女ゲームレビュー日記

総プレイ時間は25時間程度。
物語のメインの設定に関連してくるヒロイン4人とメインの設定は絡んでこないサブヒロイン2人、それとおまけ的なルートが1つあり、個別ルートは短めですが全体のボリュームは豊富。
シナリオは基本ドタバタ劇で、キャラの掛け合いが面白く、日常シーンは楽しめました。
パロディネタが多く、年代的に古めのものあったので、人によって合う合わないがありそうです。
個別ルートに入ると若干シリアスな展開が絡んできますが、周りのキャラの助けや主人公がヘタレではない事もあり、前向きな雰囲気で進んでいきました。
しかし、内容自体は薄く、それを延々と引き伸ばしている感じがあります。
特にヤマ場付近は、萌えや笑いの無いシリアスな雰囲気が薄い内容で続く為、かなりダレました。
逆にキャラクター性のレベルは高く、萌え要素も多かったです。
ヒロインが主人公に嫉妬することで恋心に気付くパターンが多く、その嫉妬する姿や嫉妬という感情に悩む姿は萌えます。
最初からシナリオよりも萌え重視のキャラゲーのつもりだったのか、えちぃシーンは1人3～4シーンあり、全体的に濃いです。
声優陣の配役や演技力も抜群で、佐奈役の安玖深 音や紫役の夏野こおりさんは素晴らしかったです。
虎太郎役の榊原ゆいさんのウザさの表現力も良かったです。

ダリダリのお気に入りは、佐奈。
佐奈の言葉にはお兄ちゃんへの愛が溢れてますね(笑)
安玖深 音さんの演技力もあり、良い妹キャラになってます。
紫先生も大好きです。
ただ、強いSっ気は違和感があるというか、場違いな感じがちょっとしました(苦笑)
もうちょっと"デレ"部分が見たかったです。
その他のキャラもキャラ性が強くて並以上の水準でした。

シナリオは盛り上がりませんがキャラクターが良く、日常シーンは楽しめます。
萌えゲーとしてはなかなかの高水準です。

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